正面のデザイン

ヘースターフェルドの建築の正面は、地域が進化していることをはっきりと示しています。ヘースターフェルド建築正面の壁画は2013年の9月に終えられる予定です。アムステルダム南東部は強固な文化的結束というものを有しておらず、だからこそエヴァとそのチームは建物自体に視覚的変化をおこそうと決意したのでした。そうすることで、ヘースターフェルドは、正面に壁画を有し屋根に大きな照明をつけた文化的ホットスポットになると考えたのです。

デザインをてがけたのはグラフィティデザイナーであると同時にグラフィックデザイナーでもあったアムステルダム南東部出身のフロール・ウェッセリングでした。彼のデザインによって、外見的には集産主義を強調しながら実際には居住者の個性に重きを置く建物が現実のものとなりました。その点で、壁のデザインは単なる装飾以上の役割を担っています。それは個々人の家庭を識別し得るようにすることです。これは戦後の建築の多くが欠いているものでした。ヘースターフェルドの創造的共同体のように、建築の正面のデザインはバイメールの性格によって喚起されたものです。ヘースターフェルドでは芸術としてヒップホップ、ラップ、詩が存在し続けていることからもその性格は明らかです。正面の壁のデザインははその多彩な色合いと図像学的表現によってバイメールのルーツを表しているのです。

写真:ロナルド•ティマーマン 2013年